PROFILE

大学では国際学部で政治を学び、2022年に入社。BtoBの仕事を志して商社を希望。華やかさより堅実さに惹かれたことと、説明会で感じた等身大で会話してくれる温かな雰囲気が決め手となり入社。入社後は建築建材部に配属され、様々なお客様先へ鋼材を卸す。

WORK

現在の仕事内容

建築現場などで用いられる鋼材をメーカーから仕入れ、特約店などへ販売する「店売り」と呼ばれる商流がメイン業務。販売した鋼材はお客様先の倉庫に在庫として保管され、様々な現場で使用される。継続的に注文をいただくことが特性であり、日々のお客様とのやりとりの中で、良好な関係を構築することが重要となる。そのため、価格や納期の交渉だけでなく、今後の需給や市況を予測するための情報提供が欠かせない。

PERSON

社員紹介

行動で構築された信頼は、
どこまでも

Y.K

建築建材部

STORY 01

「このプロジェクトをうちでやってみたいんだよ」と、お客様から声をかけられたのは入社2年目の頃でした。共同住宅の新築工事ということで、それに参画するためには、特注品となる「大型H型鋼」が必要ということだったんです。お客様がお付き合いされている商社はエムエム建材だけではなく、そういった特注の鋼材は、普段別の商社に依頼をされていたはずなので驚きました。
私が「店売り」をするために最初に意識をしていたのは、聞き役に回ることです。しかし、「一番大切なのはお客様がいつ、どれだけ必要としているかを常に把握すること」と先輩に教わってから、まずはお客様との細やかなコミュニケーションを徹底しようと決意しました。そして、積極的に鋼材メーカー様と価格交渉や納期交渉を行うなど、お客様のビジネスがうまくいくための工夫を行っていきました。そんな日々が1年以上続き、世間話など気軽に連絡を取り合う関係性が構築できたところで、このプロジェクトのお話をいただきました。そういった積み重ねがあったからこそ声をかけたと言っていただけた嬉しさは、忘れることができません。

STORY 02

このプロジェクトに必要な大型H型鋼は、フランジ幅が800ミリにもなる巨大サイズ。長さや厚みも細かく指定され、鋼材メーカー様への発注方法すら勝手が違いました。そのため、同じ部署で物件対応の経験が豊富な先輩に何度も相談してアドバイスをもらいつつ、一歩ずつ進めていきました。いつも扱っている在庫品は「いつ、どれだけ届けるか」を考えることに難しさがあるのですが、このような物件の案件はそれとは違ったシビアさを感じ、新しい世界に踏み込んだ実感が湧きました。
まず、特注品なのでメーカー様と特約店様の新たな関わりを作ることが必要です。さらに、一度生産をはじめれば変更ができないという条件があり、常に納期、価格、仕様の情報を集めながら最適なメーカー様を選定する中で、「失敗できない」というプレッシャーも常に感じていました。ですが、「手間を惜しまない姿勢こそ信頼を築く鍵だよ」という先輩の言葉通り、細かい相談や追加要望にも粘り強く対応。いつも以上に時間をかけて取り組むことで、自分自身の知識と経験が着実に広がっていくのを感じました。

STORY 03

このプロジェクトを通じて改めて感じたのは、当社の強みである「買先・売先を限定しない柔軟さ」です。必要に応じて幅広いメーカー様に声をかけられることが、大きな武器になると気がつき、お客様もよりベストな条件を比較検討できることを評価してくださいました。
また、今回の特注品対応をきっかけに、社内の人脈が格段に広がったと思います。先輩だけでなく、他部署の同期に意見を聞くことも増え、情報共有の大切さを痛感しました。さらに、以前は「与えられた品物を正確に届ける」という意識が強かったのですが、今では「どうすればお客様のニーズに合った最適な形で提供できるか」を考えながら動くことを意識できるようになりました。そして何より、「失敗はできない」という緊張感を抱えつつも、社内外で相談しながら前に進める環境に強い安心を覚えました。はじめての特注案件だったこのプロジェクトは自分にとって大きな自信となりましたし、今後の物件案件にも積極的に挑戦したいという意欲が高まりました。

ある1日のスケジュール
SCHEDULE

  • 9:00

    出社して、メールや電話、事務処理、資料作成などの作業を行う。

  • 10:30

    鋼材メーカー様を訪問し、申込み数量の確認など、状況をヒアリング。

  • 12:00

    訪問先近くのお店でランチ。

  • 13:00

    一度帰社し、メールや電話対応、事務処理などを行う。

  • 14:30

    お客様先へ訪問し、情報共有、在庫・注文状況をヒアリング。

  • 16:30

    帰社した後、上司や先輩との打ち合わせにて訪問報告。

  • 17:30

    明日以降の訪問資料の作成や情報収集をして退社。

今後の目標

先輩から受け継いだ在庫販売をより強化し、お客様先の各支店の担当者とも積極的に連携して関係性を深めていきたいです。同時に今回のような特注品や大型物件案件にも積極的に挑戦し、部署内の様々な商売へ幅を広げていくのが目標です。そのためにも自分から「やらせてください」と手を挙げ、実践を通じて大きく成長したいと思います。「まずは動いてみる」という姿勢を大切に、お客様の要望をいち早く提案に生かす力を磨いていきたいです。

上司からのコメント

彼女はコロナ禍冷めやらぬ2022年4月に入社し、新入社員研修を経て当課に配属されましたが、たまたま人事異動が重なったこともあり、入社から5ヶ月という早さで大手顧客の担当を持つことになりました。本人も相当不安であったろうと想像するのですが、持ち前の営業センスの良さと、丁寧な仕事ぶりがお客様から評価をされることとなり、年末を迎える頃には一人前の総合職として活躍をしていました。上司として本当に助かったと思うと共に、その成長の早さに驚き微笑ましく感じています。今後も新たな分野へ果敢にチャレンジし、更なる飛躍を遂げてほしいです。

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