

キャリア
エムエム建材で歩むことができる
キャリアの一例をご紹介します。
それぞれの年次でどのようなことを想い、
考えながら仕事をしていたのか、
実際に二名の社員のリアルな歩みを
時系列でお伝えします。
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T.O人事・総務部 部長1994年入社
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T.M棒鋼部 課長2003年入社

WORK
現在の仕事内容
人事制度の改善やオフィス環境の整備、社内インフラや広報施策の企画・運営に加え、貿易業務に関わる輸送・保険のサポートなど、社内外を支える幅広い役割を担う。
三井物産鉄鋼建材株式会社の1期生として入社し、最初は株主会社である三井物産に出向しました。新商品の立ち上げを担当し、取引先や建設現場を訪れる中で、社内外の方々から様々なことを学んだ時期です。早く仕事を覚えるためにメモを取り、不明点は上司や先輩に積極的に尋ねました。また、取引先訪問後には必ずレポートを作成し、共有することで頭の整理と文章力の向上にもつながったと感じています。
1〜4年目
大手トラックメーカー様向けの薄板(自動車用鋼板)を扱う部署に異動しました。日々、コイルセンター様や取引先様の工場へ足を運んで生産・在庫管理を担当し、トラックメーカー様の生産ラインを止めないよう、高炉メーカー様との調整によるデリバリー管理にも尽力しました。一担当として収益の一部を担う責任が増し、同業他社との競争や取引先との関係維持をより強く意識しはじめた時期でもあります。
5〜6年目
出向を終えて三井物産鉄鋼建材株式会社に戻り、建築部で主任として大手ファブリケーター様向け鉄骨材や、入社時に立ち上げたコンクリート床工事取引を再び担当しました。施主様や設計事務所様、ゼネコン様などを訪問する中で建築施工管理技士の資格を取得。その後、課長として薄板建材(屋根・壁材、デッキプレート)や免振デバイス事業を任され、チームを率いて低迷していた薄板建材のシェアを30%から80%にV字回復させることに成功しました。適材適所の人員配置や部長との橋渡しを重視し、組織をまとめる力を磨いた時期でもあります。
7〜15年目
営業から離れ、業務部の企画チームに課長として異動しました。はじめてのコーポレート業務として、会社の経営課題抽出や施策の企画立案、経営会議の運営、事業計画の策定などを全社目線で行い、エムエム建材への統合・設立に向けた準備にも携わりました。個別最適ではなく全社最適を意識し、経営陣の方針を自分なりに噛み砕いて営業部門へ正しく伝えるよう努めました。営業出身としての視点を忘れずに、組織の橋渡し役を果たせたと感じています。
16〜20年目
エムエム建材への統合に伴い、新会社の経営企画部副部長として着任し、会社立ち上げに尽力しました。経営会議や事業計画の策定、社員同士の交流・融和を促す業務を中心に、組織の基盤を整備。異なるグループが統合されて誕生した会社なので、新たな企業文化を創り上げる難しさを痛感しましたが、互いの文化や風土を尊重し合う姿勢を大切にしながら運営に取り組んだ時期です。
21〜22年目
新潟支店の支店長を任されました。地場企業との関係構築や地域特性を活かした取引の再構築など支店運営を幅広く担当。少数精鋭の組織だったため、無駄の排除と効率性の向上を図りながら、一体感を醸成することに注力しました。また、地元への貢献も支店の重要な役割と考え、三井物産や三菱商事とも連携し、地域活性化に向けた活動を行いました。
23〜25年目
本社の旧条鋼営業部長に就任し、形鋼店売り事業や子会社管理を担当しました。関東地区の形鋼在庫販売や子会社の資産適正化を進める一方、組織統合により建築建材部長も兼任し、大手ファブリケーター様向けの大型再開発や橋梁案件にも対応。また、子会社の主管部長として連結経営の視点から内部統制やインフラ整備を推進しました。約30名を擁する大部署の一体感を高め、円滑なコミュニケーションを図ることを常に意識していた時期です。
26〜29年目
2024年6月から、人事・総務部長として業務を担っています。営業畑の出身者として、営業戦略を踏まえた人事施策や改革に取り組むことが期待される役割です。会社が変革期にある今、社員と積極的にコミュニケーションを図り、変えるべきところと守るべきところを見極めながら、組織が進むべき方向性をともに考えていきたいと思っています。
30年目

WORK
現在の仕事内容
課内業務のとりまとめ、営業方針の策定、営業実績管理など、課内管理業務に携わる。お客様との対応では主力製品である異形棒鋼をゼネコン、鉄鋼問屋などへ販売する業務を担う。
入社後は、三井物産鉄鋼建材株式会社の本社薄板建材第二部に配属され、主にコイルセンター様向けの薄板製品の販売や、ゼネコン様との重量シャッター・床材などの工事取引を担当しました。先輩方が築いてきた商売を大切にしながら、お客様の要望に応えることに必死で取り組んだ時期です。品質クレームに際しては連日作業着を着用し、鋼板の表面キズの確認に奔走しましたが、その姿勢をお客様に評価いただき、ピンチをチャンスへと転じる大切さを学びました。結果的に信頼を一層高めることができ、取引量の拡大にもつながり、主任へも昇格しました。
1〜5年目
三井物産スチール株式会社の本社総合建材部に在籍し、課長代理としてゼネコン様や工事業者様への免制震製品や床材、屋根・壁材などの販売を担当しました。取引先同士を繋げ、新たなビジネスを生み出すおもしろさを感じながら、現場や調達部、設計業者様などを飛び回り、商材拡販に尽力しました。お客様のニーズに合わせた提案を行うことで、日々の営業に大きなやりがいを感じるとともに、商社としての機能を実感。営業としての熱い想いを行動に移し、さらなる成長を得られた時期でした。
6〜7年目
三井物産スチール株式会社の建築建材部で鉄骨ファブリケーター様向けの鉄骨・橋梁材の販売を担当しました。担当課長として大規模案件に携わりながら、鉄骨がどのように加工・施工されるかを現場で学ぶことで、視野を広げることができました。東日本大震災の際には、生産メーカー様が被災して他社への振り替えを余儀なくされるなど困難が続きましたが、工程と納期を死守するために粘り強く連携を図り、ファブリケーターの方々から「この人に任せたい」と信頼していただけるよう努めました。そうした経験が責任感と自信を大きく育んだと感じています。
8〜11年目
三井物産メタルワン建材株式会社の関西支社 棒鋼・土木建材部に異動し、ゼネコン様や特約店様向けの鉄筋材販売と、課の管理業務を担いました。14年目に担当課長、17年目にはライン課長に就任し、自身の業務をこなしながらチーム全体を見渡す難しさを実感。支社長や部長のサポートを受けつつ、メンバーの力を結集させる中で、管理職としての在り方を学びました。責任は増しましたが、皆と協力しながら成果を出す醍醐味を感じ、リーダーシップをより強化できた時期です。
12〜19年目
エムエム建材の本社サステナビリティ推進部 営業企画・DX推進課に課長として配属され、社内業務の改革やDX推進、新規商材の開拓を行いました。カーボンニュートラルやサステナビリティに資する部署として新設された部門だったため、業務効率化やペーパーレスなど、会社全体の仕組みづくりに携わりました。これまで培ってきた営業の知見を活かし、オンライン名刺管理システムの導入を提案するなど、情報共有をスムーズにする施策に取り組んだことで、組織横断的にビジネスプロセスを見直す意義を実感する日々でした。
20〜21年目
エムエム建材の本社 第二営業本部 棒鋼部 棒鋼第一課で、ゼネコン様や特約店様、需要家様向けの鉄筋販売に加え、課全般の管理を担っています。課長として、課員と密にコミュニケーションを取りながら営業方針を立案し、日々の取引状況を把握。培ってきた経験をもとに、安定供給に努めるほか、現場の声をいち早く拾い、スピーディに対応することで、チーム一丸となって成果を追求しています。
22年目
これまでのキャリアを振り返って
当社では、性別を問わず誰にでも大きなチャンスがあり、ベテランと若手が互いに学び合える環境が整っています。専門商社として、鋼材メーカー様やゼネコン様など多様な取引先と関われるのも魅力です。また、著名な建築案件に携わり、完成した建物を目にできる達成感は格別だと感じています。今後はサステナビリティの視点をさらに深めつつ、新たな価値を生み出したいと考えています。当社では多様なキャリアを形成しながら、やりがいを感じてもらえる環境が整っています。皆さんにもきっと、自分なりの成長と活躍の場が広がるはずです。
これまでのキャリアを振り返って
営業やコーポレート、出向といった多彩な経験が私の強みです。今後はこれらを活かし、全社視点でさらに大きな貢献を目指しています。当社には専門を極める人材から幅広い経験を持つ人材まで多様なキャリアが存在し、“経験”を通じて人間力や信用力を高められる環境があります。未知の業務に飛び込む不安は、成長の糧でもあると実感してきました。私自身、その信念を大切にキャリアを積み重ねてきたからこそ、今の自分があります。皆さんにも、ここでの多様な経験を通じて大きく成長し、社会に貢献できる存在へと飛躍してほしいと願っています。